Lily58ビルドログ

もくじ

はじめに

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Lily58を作りました。

まえまえから自作キーボードには興味があったものの、HHKBでいっかなって思いがあって踏みきれずにいました。

そんな中、Twitterでいい感じのキーボードが冬コミにだされるという情報を手にいれ、重い腰を上げてキーボードを買うために、年末の寒い中、冬コミに初参加してきました。

今回はその作成したLily58のビルドログです。

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Lily58を選んだ理由

レツプリをはじめ、4行のキーボードはキーが足りないのではと思いました。 じゃあ、キーは多ければいいかというとそうではなさそうです。 Ergo dox EZを買おうか悩んでた時期があり、その時Ergo doxのレビューを読み漁ってました。 それらのレビューでは、結局親指キー全部は使わないという意見を結構みました。

ということで、60キー前後くらいがよさそうだと思いました。 さらに欲を言うと、レツプリやHelixみたいな完全な格子型じゃなくて親指キーあったらいいなぁって思っていました。

こんな思いがあるなか、Twitterで求める条件を満たしているLily58なるものがあるのを知り、購入に至りました。

キットの中身

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詳しい内容物はビルドガイド参照

github.com

キットの他に買ったもの

品名 購入元 値段 購入日 到着日
マグネット式 MicroUSBケーブル amazon 1299 1/3 1/4
はんだ amazon 1003 1/3 1/4
静音化リング amazon 980 1/3 1/4
セメダイン amazon 618 1/3 1/4
OLED × 2 遊舎工房 1500 1/1 1/3
コンスルー × 4 遊舎工房 880 1/1 1/3
送料 遊舎工房 300 1/1 1/3
キースイッチ silent red × 60 KBDfans $22.8 1/1 1/12
キーキャップ1.5U × 2 KBDfans $2.6 1/1 1/12
送料 KBDfans $5 1/1 1/12
キーキャップ1U × 68 AliExpress 1552 1/1 1/12
合計 11532

KBDfansは日本円で3480円でした。

キットの他に買ったものの合計は11,532円でした。

キット含めて、22,532円使ったことになります。

費用を抑えたければ、OLED、コンスルー、セメダイン、マグネットUSBケーブルといった、任意のものを買わなければ2万円は切りそうですね。

購入理由等

マグネット式USBケーブルはモゲmicroが怖くて買いました。USBケーブルはデータ通信可能じゃないとだめらしいです。

はんだのφは0.6 から 0.8 が推奨らしいです。はんだ初心者なので、細い方が失敗しにくいかなって思って0.6にしてみました。

静音化リングが入った実機をコミケで触らしてもらった時の打感が良かったので、今回試しに買ってみました。

セメダインもモゲmicroが怖くて買いました。私用でも使うので大きいのを買いました。実際に使ったのは少量なので、小さい方でも問題ないです。

OLEDはかっこいいので買いました。

コンスルーはOLED買うし、どうせ送料かかるなら買っておくかくらいのモチベで買いました。あとあと、コンスルーにしたおかげで命拾いしたので、880円とちょっと高いですが、買っておいてよかったです。

キースイッチは研究室で使う予定なので赤軸にしました。

キーキャップは親指の所のキーの推奨が1.5Uだったので、2こだけKBDfansで買いました。 1Uでも対応してるとのことですが、KBDfansでキースイッチ買うし、$2.6くらいだったので買いました。

1Uのキーキャップはサイトに登録したらクーポンが貰えたので、ちょっとだけ安く買えました:)

制作ログ

作業風景、過程を載せていきます。 制作方法はビルドガイド参照。

ダイオード

はんだ付けnoobの自分でも簡単にできました。

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マスキングテープで裏をがーっと

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OLED

Lily58のビルドガイドには書いてなかったのですが、OLEDモジュールを使用するときはPCBにジャンパが必要らしいです(Helixのビルドガイド参照)

自分はこれを知らずに、組み終えてしまいました。 しかも、ジャンパする場所がPro microの真下でした。

幸い、pro microにコンスルーを使っていたため、引き抜いてなんとかなりましたが、コンスルーを買ってなくて、OLEDを使おうと思う人は気をつけてください。 ちなみに自分はPro microを引き抜いた時に、勢いあまってコンスルーの足が折れ曲りました。

github.com

Pro micro と こまいもの

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キースイッチ

まず、アクリルケースのカバーを剥します。 アクリルケースのカバーを剥す作業が制作で一番楽しかったまであります。

スイッチのはんだ自体もそれほど難しくありませんでした。

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ケースにスイッチをはめる

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ケースごとスイッチをはめこんではんだ付け

組み立て

あとは組み立てて、キーキャップをはめて本体は完成。

僕はゴム足をいつのまにかになくしてしまい、amazonで500円くらいのやつを買いたすことになったので気をつけてください。

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ねじは2種類あり、平べったい方がPro microのカバーに使うやつ

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書き込み

書き込みのためのインストールは結構時間がかかるので、はんだ作業中にはしらせておいた方がよさそうです。

適当にキーマップを変えてビルドしたら完成。

docs.qmk.fm

1ヶ月使った感想

めっちゃ良いです。 Lily58に乗り変えて3時間くらいはタイピングが満足にできませんでした。 ですが、1日触れば配列は覚えられて、3週間使えば元のタイピング速度に戻りました。

下に付いている親指キーの3つの配列だけどうも覚えられなかったので、up/downは別の色のキーにしました。 このキーは遊舎工房の実店舗で買いました。

磁石usbは磁力が強すぎて、結局根本から抜けるのであまり意味はありませんでした。 モゲマイクロ対策をする人は普通のやつでもいいのかなと思います。

最近は無印のポーチがぴったりで持ち運んで使っています。

www.muji.net

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リストレストはboothのきつねこやさんで買ったものを使っています。おすすめ。

kituneko-shop.booth.pm

おわりに

完成したあと、2箇所タイピングしても反応がないことがあるなーって思ったら、その2箇所のキースイッチのはんだをしわすれていたとこと以外は詰らずにできました。 ビルドログさえちゃんと読んでおけば、簡単に作れる良いキットだと思います。*1

*1:この記事は8割 HHKB,2割 Lily58で書かれています。