SKKのすゝめ

はじめに

今回話す内容はIMEについてです。 その中でも、私が使っているSKK IMEを布教しようと思い書きます。

SKK(Simple Kana to Kanji conversion program)とは

SKK佐藤雅彦教授により開発されたEmacs用の日本語入力プログラムです。日本語の文法解析を一切行なわないという斬新な設計思想で作られており、シフトキーによる補助操作で語句の区切りを人間側が明示することで、口語や方言、未知の造語といった従来の日本語入力方式が特に苦手とする文に対しても送りがなの誤認識が原理的に発生しないという優れた特性を持っています。 出展:SKK日本語入力FEP

らしいです。

特徴

よく使われているであろう、Google IMEMicrosoft IME等は日本語を打つ際、形態素解析をして、良い感じに文章をまとめて変換してくれますが、SKK形態素解析を行いません。

じゃあ、どうやって変換するんだと言うと、ユーザ自身が、この文字は漢字に変換したいという範囲を決めます。

使っている様子

とりあえず、動いているところを見ないとピンとこないと思うので、こんな感じ。

使いかた

漢字の開始位置、送り仮名の開始位置で、shiftキーを押します。

具体的に、

我輩は猫である。名前はまだ無い

を打つためには

Wagahai haNeko dearu。Namae hamadaNaI

と入力します。

メリット

楽しい

最初はめっっっちゃ打ちにくいですが、慣れると、かなり打ちやすく、特に長文を気持よく打つことができます。

軽い

形態素解析を行わないからか、動作がかなり軽快です。

Returnキーを押さない

変換の確定などはReturnキーではなく、別のどのキーでもいいので、結果的にReturnキーを押さなくても大丈夫になります。

くわしくは

ここを見てください。

AquaSKK プロジェクト::迷っている人へ

SandS

SKKを使うと必然的にShiftキーを沢山押すことになります。 そうなると、小指が過労死します。

そこで、SKKを使う上でなくてはならない存在のSandS(Shift and Space)です。

スペースキーをShiftキーとして使用することができる設定です。 じゃあ、スペースキーはどうなるのかというと、スペースキー単体で押したときはスペースキーになり、他のキーと同時押しした時はShiftキーとなります。

これにより、親指でShiftキーが押せるので、楽にSKKを使うことができます。

SKK導入

macOS

github.com

ここからapkをダウンロードしてやる。

Windows

SKK日本語入力FEP 今だ!インストールだ!

これ見ればできる。

SandS導入

windwosでSandSの設定をしたことがないので、macだけやります。

macOS

karabinerをインストールしてある前提でいきます。

Karabiner-Elements

f:id:ryu955:20181201202401p:plain
add ruleを押す

f:id:ryu955:20181201202456p:plain
import more ~ を押すとブラウザが開く

f:id:ryu955:20181201202643p:plain
検索バーに入力して、import

f:id:ryu955:20181201202737p:plain
Enableを押す

おわりに

SKKを導入して最初はまっっったく日本語が打てなくなりますが、一週間もすればなれます。

みなさんも是非つかって見てください。